ANA国内線【PR】
会のHPはこちらです。

函館市生活科・総合的な学習教育研究会HP
「五稜星」
# by kasiwaes | 2012-06-05 18:46
函館市立桔梗小学校を会場に開催された夏季研修会。

 ・道連盟の研究部長、丹羽洋彦先生(札幌市立資生館小学校)の講演
 ・阿部 智先生(函館市立磨光小学校)の全国大会(岐阜大会)参加報告
 ・目黒範和先生(付属函館小学校)の全国大会提言報告
 ・宮森仁之先生(函館市立柏野小学校)の全道大会提言プレ検討
 ・村岡圭介先生(函館市立鍛神小学校)の生活科指導案検討

という盛りだくさんの内容でした。


挨拶する伊藤会長。




丹羽先生の講演。函館大会の成果を踏まえ、北見大会を展望する、という内容で、成果と課題を改めて評価していただきました。


阿部先生の全国大会参加報告。


目黒先生の全国大会提言の報告。


宮森先生の提言検討。


村岡先生の指導案検討のファシグラ。


今副会長による閉会の挨拶。

夏季研修会の終了後は、来年1月に行われる冬季研修会の運営委員会を行いました。
こちらも着々と準備が進んでおります。

【文責:藤原友和(函館市立昭和小学校)】
平成22年度の全道大会も終わり、おちついてもう一度じっくり研究を積み上げていきたいと思います。函館市の会では、冬期研修に向けた準備と、全道大会の次の年の一歩を踏み出すことを期して活動計画を立てています。

情報発信部の新たな取り組みとしては、twitterアカウントを取得し、このblogに連携したことが挙げられます。このことにより、最新の情報をこれまでよりも気軽に発信していければいいなぁ、と考えています。函館市生総研のチャレンジを温かく見守って下さい。

                 【文責:藤原友和(情報部長/函館市立昭和小学校)】
みなさん,こんにちは!
気がつけば二学期も残り十日ほどになってしまいましたね。学期末の忙しい時期を迎えていることと思います。またまたしばらく空いてしまいましたが,成果と課題をお送りします。今回は4年生です。

■----------------------------------------------------------------■
 
 繰り返し五稜郭公園に行き人々とかかわったり,意味のある体験活動をしたりするうちに,子どもの中に市民の一員としての気持ちが生まれてきたと思われる。今回の体験活動は,探究的な活動を意図して,組み立てたものである。この活動が子どもの意欲を高めるきっかけになっていたと考えられる。また,各ユニットごとに課題を解決していくなど子どもたちの探究的な活動がスパイラルになっていた。
 探究的な学習が継続していくための場の工夫やコミュニケーション能力を図る場の充実,自分ごととしてとらえていく学びの場の工夫などが,子どもの思いや考え方を高めたと思われる。自分たちにできることの活動を整理し,自分たちが考えた活動が,細越さんの思いにつながることをふれることや公園のためにできることの理由付けが一人一人意味が違うので,もっと引き上げ,深めていくことを行うとさらに探究的な学習が深まったと考えられる。
駒場小学校 竹 内 聖 江

■----------------------------------------------------------------■

訪れた経験のある方はご存じと思いますが,五稜郭公園は「広い」のです。物理的に広いのはもちろんそうなのですが,心理的にも「広い」ですし,学習対象としても「広い」のであり,課題を設定するためのフィールドとしても「広い」と言うことができると思います。

つまり,「問い」として焦点化していくには結構なばっさばっさと「削り取る作業」が必要で,削り取る過程では,本当は触れさせたいものでも焦点化のためには捨てざるを得ないものもたくさん出て来ます。教材研究をすればするほど,捨てるのは難しくなってきます。教師自身に対象への「愛着」が生まれてきますから。

その中で,具体的な「人」として管理事務所の細越さんというお一人を選び,さらに五稜郭公園に来ているお客さんと関わる場面をスパイラルに構成していくなど,「普遍と特殊」「一般と個別」「具体と抽象」を何度も往復する学習過程を組んだのが4年生の特長かな,と思いました。

さらにそれらを子どもたちが「自分事」として深めていく方向性も見いだしたようで,高学年になるにあたっての一つの指針が示されたのではないかと思います。

指導案が掲載されている「データベース」はこちらです。

次回は5年生です。


【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
 みなさん,こんにちは! 藤原友和@函館地区情報部長です。今日はなんだか急に冷え込みまして,家族は全員鼻水をすすっております。学級でもテストの時などしんと静まりかえったときにはあちらでズズ……,こちらでズズ……とあやしげな音が響いております。2学期も残りひと月,なんとか元気にのりきりたいなと考えています。
 さて,今回は3年生部会。算数を専門的な研究教科とする平石仁恵先生の授業では,棒グラフなどに算数の学習が反映されていて,教科と総合とのつながりを強く感じさせるものでした。嶋野先生の講演会の中で,さらにその資料を活用するための働きかけが直々にアドバイスされるなど,大注目の授業の報告を湯川小学校の村田先生がしてくださっています。

■-----------------------------------------------------------------------------------■

 3年部会では,「地域への愛着を深める子ども」「他者とよりよくかかわっていく子ども」「進んで課題を追究していく子ども」の育成を目指して,授業作りを行ってきました。

 成果としてはまず,一人ひとりが課題を自分ごととしてしっかりとらえ,進んで課題を追究する態度が育ってきたという点が上げられます。これは,「市電」という教材が子どもにとって身近で関心が高かったということや探究する姿勢が各自に身に付いてきたことによるものと考えています。次に,情報収集・整理の場面においては,算数科などの他教科との関わりを生かしながら,効果的にまとめることができました。また,ゲストティーチャーや地域の人たち,クラスの友だちと協同しながら学ぶことで,子どもたちは徐々に地域への愛着を深めることができたのではないかと考えます。

 課題として子どもの思考の流れに沿った課題を,適切な表現で提示していく方法を再検討する必要があると考えました。また,「すてき」を発見する学習においては,どの立場から見てすてきなのかという「視点」をはっきりさせておく必要があります。今後は,より適切な課題を設定するなどの修正を行いながら,更に積極的に課題追究していく子どもの育成を目指していきたいと考えております。  
(函館市立湯川小学校 村田 義広)

■-----------------------------------------------------------------------------------■

 シャープな授業を提案した3年生部会は,振り返りもシャープです。早くも次年度を展望する具体的な視点が明らかにされました。3年生部会として,さらなる蓄積に注目! です。


指導案はこちら


次回は4年生部会です。

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
みなさん,こんにちは! ふと気がつけば来週には師走の声を聞きます。そろそろ二学期のゴールも見えてきた今日この頃,皆さま,いかがお過ごしでしょうか。藤原友和@函館地区情報担当です。

しばらく間が空いてしまいましたが,大会報告を再開したいと思います。今日は2年生部会からの報告です。と,いいつつ,2年生部会の研究推進委員長は私でございました。自分で自分の報告にコメントするのもなんだかおかしな感じ(それがアップの遅れた最大の要因です・笑)がしますが,以下のように報告致しました。

■-------------------------------------------------------------------------------------■

 大会当日は,熱中してザリガニを育て,思いを高めてきた子どもたちが,学級の中で伝え合い表現する活動(ザリガニ交流会)の中から「ちとせ幼稚園のお友達にザリガニのことをおしえてあげたいな」という願いを持つ場面,そして実際に幼稚園児と交流する場面を公開した。

 2本の授業は,活動構成の秀逸さだけではなく,これまでの生活科の授業の中で,個々の子どもがどのような思いを持ち,どのようにザリガニや学級の友だち,1年生,ちとせ幼稚園のお友達とかかわってきたのかを丁寧にみとって授業の中に位置付けた提案性の高いものだった。

 特に「ザリガニ交流会パートⅡ」では児童の話し合いのみで45分間を構成するというこれまでにあまりない形での授業提案となった。研究協議の結果,「それまでの豊かな体験が〈言語〉で表現され,より意識化される1時間の意味は大きい」というところに落ち着き,「研究内容1 ストーリー性を大切にした指導計画」が十分に実現されたことを評価された。これは新たに設定された内容項目(8)の典型的な実践とも考えられるだろう。

 今後の課題としては幼小連携・幼小接続を基礎に置き,さらに他教科とのバランスを考慮しながら児童の実態に合わせてカリキュラムの改善を図っていくことが挙げられる。

                      (函館市立戸井西小学校  藤原友和)

■-------------------------------------------------------------------------------------■

個人的な振り返りは,以前にこのブログでもご紹介しましたので,よかったらご覧下さい。


「個人的ふりかえり」はこちら。


また,大会指導案もHPに掲載しています。

「データベース」へ


次回は3年生部会です。

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
みなさん,こんにちは! 藤原友和@函館地区情報担当です。全道各地から初雪の便りが届いていますね。ここ函館でもちらちらと舞い落ちる雪を見るようになってきました。気温は徐々に低くなってきていますが,函館地区の研究はまだまだ熱い思いを抱えています。課題別分科会の参加レポート紹介が一段落しましたので,ここからは学年部会ごとの「成果と反省」レポートをご紹介して参りたいと思います。

まずは,附属函館小学校の目黒範和先生が学年研究推進委員長を務めました1年生部会です。
1年生部会の授業は「みんななかよし だいさくせん」というテーマのもと,地域の方々との交流場面を公開しています。

■----------------------------------------------------------------■

 1年部会は,「子どもにとって楽しい活動」を主たるコンセプトとして授業づくりに取り組んできた。そうした活動を価値ある学びとして計画していくことが非常に苦労した点でもあり,また成果としてあげるこことができるとも考えている。生活科の学びは,その重心が教師にあるのではなく,子どもにあることを改めて見つめ直すことができた。学びの重心にある子どもたちが,学びのストーリー性を生み出し,学びを作り上げていくための環境構成への一方策を見出すことができたと考える。
 本実践では「地域の方々」との交流を通して,子どもたちが地域と繰り返しかかわり,愛着をもつことができるよう計画した。今後の課題としては,継続してこらからもかかわり続けていくことができるような教材研究,人材の確保,指導体制の更なる充実があげられる。

          (北海道教育大学附属函館小学校 目黒範和)

■----------------------------------------------------------------■

「自分のすむまちを好きになる」って,とてもとても大事だなぁ,と思います。大人になったときに自分のふるさとはここにあると思える場所が,生きる勇気をくれたり,自分の「物語」を支えてくれたりします。僕も先日,20年ぶりに通っていた小学校の校地内に入って,なんだか感慨深かったです(日吉ヶ丘小学校なんですけどね! 笑)1年生の子どもたちの,心の深いところにしっかりと残った授業だったのではないかなぁと思いました。皆さん,お疲れ様でした! 指導案は本HPの「データベース」にございますので,よかったらご覧下さい。


「データベース」へ


【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
 みなさん,こんにちは! 藤原友和@函館地区情報担当です。
 今回は課題別分科会参加レポートの最終回です。道連盟事務局情報担当の大野睦仁先生による総合的な学習・高学年部会への所感をお届け致します。

■-----------------------------------------------------------------------------------------■

 留萌地区からは、学習指導要領のキーワードの1つである「協同的な学び」から子どもの見方と考え方を高める学び合いの場を設定した実践。協同的な学びを単なるグループで活動することではないとおさえ、その具体的な活動として、パネルディスカッションに取り組んだ。遠別町の活性化のためのアイデアを異なる視点でディスカッションし合う。ただ、ディスカッションだけで終わっても協同的な学びにはならない。異なる視点で交流しあう中から新たなアイデアが生まれたという事実が、子どもたちに協同的な学びの意義を実感させた実践だった。
 札幌地区は、子どもの見方、考え方を高めるために、対象を自分ごととしてとらえることがまず大事であるという主張。そのために、
  1)見学・体験を取り入れる。
  2)人との出会い、かかわりをもつ。
  3)個人の課題から共通の課題へ束ねていく。
  4)題材は身近なものを取り扱う。
 札幌に走る市電を題材に、この4つの中でも、とりわけ「人との出会い、かかわり」が大きなポイントになった実践。教材(題材)の選定や単元構成の工夫はもちろん、教師自身がまず人とつながるという、教師の熱い思いがバランスよく、実践に反映されていて、素晴らしかった。

■-----------------------------------------------------------------------------------------■

 大野さんのレポートは非常に重要な点を指摘しています。
 留萌地区からの提言に対して,「単なるグループ学習」と「協同的な学び」を峻別し,前者を「活動があるだけの集団」,後者を「新たな価値を生み出す集団」として後者の意義を高く評価しています。また,そのような集団に高めて行く仕掛けとして,「異なる視点によるディスカッション」を指摘しています。
 僕はこの分科会に参加しておりませんが,視点は異なりつつ,遠別町の活性化という我が事としてとらえられるテーマ設定の必要感・切実感が意欲の喚起につながったという面もあるのではないでしょうか。このとき,子どもの集団は「目的集団」となり,協同的な学びの形成に向かっていくのではないかと思いました。
 また,札幌も提言も同様のフレームから,自分事として路面電車をとらえ必要感・切実感を生み出しているものと思います。函館地区の4年生の授業公開も路面電車にまつわるものでした。問題意識がクロスするところもあったのでしょうか。興味深いです。

 各地区の提言はこちらです。提言原稿だけを見ても密度の高さが伝わってきます。どうぞご覧下さい。


 留萌地区提言

 札幌地区提言

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
 みなさん,こんにちは! 藤原友和@函館地区情報担当です。
 今回から「総合的な学習」についての課題別分科会レポートに移ります。「総合的な学習」分科会は統一テーマを「探究的な学習を深める授業の在り方」と設定しています。分科会は中学年と高学年に分かれ,それぞれ「子どもの見方・考え方を高める学び合いの工夫・改善」というテーマで発達の段階に即した授業の在り方を協議の中で明らかにしていこうとしています。

 レポーターは渡島地区の情報担当,石井正人先生です。旭川・上川・網走の各地区における中学年の実践提言からみえてきたことをご報告下さっています。

■--------------------------------------------------------------------------------------■

3つの提言とも、地域素材を対象とした実践でした。旭川市立神居小の提言は、探究活動の過程に新しい共通目標が段階的に設定され、それを解決・更新していくことで活動を持続させるという実践でした。導入のあり方・課題設定の仕方が探究活動を持続させる上で大切になるとされました。和寒町立和寒小の提言は、伝統文化を対象に、様々な視点や立場で個々に目標を設定させ、グループ化していくことで、協同的な学びを進めるという実践でした。異なる視点で考えを交流していくことが、協同的な学びの重要なポイントとなりました。一方、「地域の人と学ぶ」という視点も協同的な学びとして考えていく必要があるという意見もありました。網走市立潮見小の提言は、地域の人と同じ活動をすることで課題を自分事とし、学習を継続的に進めていくという実践でした。対象をしっかり精選・吟味する教師の姿勢が、子どもたちの思いや願いを自分事とするための必要条件となりました。討議全体では、探究的な学習は「深めるもの」ではなく、「探究的な学習のあり方やそのための条件を考えていくもの」という視点で話し合いがなされました。どの提言も、新学習指導要領に基づいた実践をしていく上で、学ぶべき点が多くありました。
■--------------------------------------------------------------------------------------■

 石井先生のレポートの中で僕が興味を惹かれたのは,「探究的な学習は『深めるもの』ではなく、『探究的な学習のあり方やそのための条件を考えていくもの』という視点で話し合いがなされました。」という部分です。

 ちょっと生総研とは離れた話になりますが,新指導要領国語科で示された,目標―指導事項―言語活動と同一の関係がここにも見えるなぁ,と思いました。言語活動を成立させるための言語能力とは何か。それを指導事項と設定すると,支援の手立てが明確になってくる――こうした学力の構造は全教科のベースになるものかも知れません。そうすると,いわゆる「横のつながり」,総合と教科の関係も視野に入れる必要があるのではないかと考えながら石井先生のレポートを読ませていただきました。

 どの地区も「学びの仕掛け」としてとても興味深い提言です。改めてご覧下さい。


 旭川地区提言原稿

 上川地区提言原稿

 網走地区提言原稿 


【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
 みなさん,こんにちは! 藤原友和@情報部です。
 今日は網走地区情報担当の高橋祐之先生からのレポートをお届けします。高橋先生が参加した分科会は生活科「気付きの質を高める生活科授業のあり方」のうち,「幼児教育との円滑な接続(スタートカリキュラム等)」です。

■-----------------------------------------------------------------------------■

 提言は3つ行われました。幼稚園側から一日の流れや取り組みなどを紹介する、函館幼稚園教諭の山下清江先生のもの、そして、引き継ぎカードを活用し新たにカリキュラムを編成する取り組みの上磯小教諭中西章二先生のもの、そして、柏野小学校から幼稚園と小学校、それぞれの互恵性のある連携を模索するスタートカリキュラムについてです。
 幼稚園の実践を見ると小学校での教室で過ごす一日はあまりにかけ離れていて、子供が不安を感じても仕方ないと感じ、「ソフトランディング」させるスタートカリキュラムの必要性を感じました。しかし、人に慣れる、施設に慣れるなどの取り組みでは職員全体の共通理解や協力が必要なこと、小学校教諭の1年生に対する「子供扱い」と幼稚園での実際との違いなど、解決していかなければならない課題は多いと感じました。また、就学前の交流では、複数の小学校にまたがる幼稚園への負担も考えられると思います。

■-----------------------------------------------------------------------------■

 来年度,オホーツク大会を開催する網走地区からご参加いただいた高橋先生からは,生活の中でも「熱い」話題である,スタートカリキュラムについてのレポートです。まさしく,現在,カリキュラム編成に取り組んでいらっしゃる学校も多いと思います。当日は柏野小学校のプランも提案され,モジュール/9週間分のカリキュラムの現物には質問・意見が多数寄せられていました。各提言原稿はこちらです。

 函館地区の提言原稿
 函館幼稚園の提言原稿
 渡島地区の提言原稿

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
 みなさんこんにちは! 藤原友和@情報部です。
 大会終了から十日ほどが経過し,徐々に日常が戻ってきました。函館地区では,研究部・事務局を中心に大会反省を丁寧に行い,次年度以降の研究につなげていこうと話し合っています。
 さて,今回は連盟情報部の先生方が参加した課題別分科会のレポートを紹介します。

まず始めは,
「生活科 『気付きの質を高める生活科授業の在り方』」から
「新たな気付きを生み出す『伝え合う活動』の充実」
部会に参加した紙谷健一先生(連盟情報部長)のレポートです。

■-------------------------------------------------------------------------------------■

 3つの提言があった。札幌地区は、気付きの質を高めるために、気付きと思考力を関連付けした。事前に気付きを想定し、分類することで見取るというものであった。釧路地区は、気付きの質を高めるために、言語活動が有効であるという提言であった。言語活動を5つの型でおさえ、その学習の報告であった。後志地区は体験を繰り返し、気付きを交流し合うことで気付きの質を高めるという実践発表であった。3つの提言を聞いて感じたことは、「気付き」とは何かという明確な答えを自分自身で持ち得ていないということであった。「気付きの質の高まり」というキーワードを分かったふりをしているが、本当は分かっていない自分に気が付いた。それぞれの活動の中で、気付きの質が高まったという事例にもっと触れたいと思ったし、それを気付きの質の高まりと考えて良いのか、そして、見取ったことからさらにどう展開すべきなのかを考えていくことの必要性を感じた。

■-------------------------------------------------------------------------------------■

 紙谷先生の問題意識は「気付きの質」の内実とは何なのか,という点にあります。函館地区は逆に「そこは掘り下げない。」という思い切りの元に研究を推進してきましたが,この両者の問題意識のクロスも興味深いですね。
 提言原稿のデータは以下の通りです。改めて見直すと何か発見があるかも知れません。よかったらどうぞ。

札幌地区提言原稿

釧路地区提言原稿

後志地区提言原稿

 課題別分科会は他に3部会が開催されています。続けて報告していきますのでどうぞよろしくお願いします。

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
大会にご参加いただいた皆さま,本当に本当に有難うございました。
第20回となる節目の大会は参加者総数450名を数える盛会となりました。
成果と課題を今後の研究に引き継ぎ,さらなる生活科・総合的な学習の時間の充実を目指していきたいと思います。

さて,大会の成果と課題につきましては,大会成果号にまとめていくことになりますが,フライング気味に私の目に見えた範囲で個人的な振り返りを行ってみたいと思います。

あくまでも「個人的な」ものです。言ってみれば「非公式見解」(笑)。
知識も経験も浅い,私の独りよがりの感想に過ぎないことをお断りしておきたいと思います。

■------------------------------------------------------------------------------------■

【生活科2年生部会研究推進委員長として】

1 授業づくりのプロセス

■生活科は福永研究部長のもと,1年生部会に附属小の目黒先生,そして2年生部会に僕という構成。この3人に鍛神小学校の伊藤先生と大船小学校の紺田先生を加えた5人による生活科研究推進委員会を組織した。理論構築を開始したのは,昨年の12月。旭川大会が終わって,「さあ,次は函館大会だ。」という気勢を上げて動き出した。

■まずは新指導要領の理念の確認と先行研究の調査。指導要領や解説書はもちろんのこと,文教大学の嶋野先生(前文科相)や田村先生(文科省),それから愛知教育大学の野田先生(全国生活科研究協議会事務局長)の講演記録や文科省HPに公開されている中教審専門部会の議事録,『初等教育資料』のコピーや教育書を数十冊読み込むなどして「議論のアウトライン」をなぞっていった。

■この作業を通して,生活科開始から20年の歩みはほぼつかんだ。何も難しいことではない。「気付きの質を高める」ことも「体験を通して学ぶ」こともバランス論とカリキュラム論だ。子どもの思いや願いの実現のためにストーリー性のある活動構成をしていくことと,子どもの自然な思考の流れに沿った適切な支援を行っていくこと。文字にしてしまえばあたりまえのことであり,函館地区の研究会でも十分な蓄積があることがらだ。

■次に,これをどのように具現化していくかという段階に移る。途中,福永部長は課題別分科会の研究提言のためにスタートカリキュラムの準備をする必要があり,そちらのほうに研究推進委員会もバックアップを開始する。この作業に冬休み明けから新年度までかかる。市内の保護者100数十名にアンケートをとり。新一年生を持つ保護者の心配なことの傾向をつかんだ。それを参考にしながら9週間分のモジュールによる合科・関連的な指導を構築する「スタートカリキュラム」を作成。4月に入り,新1年団がスタートカリキュラムを開始すると共に,会では全道大会の実行委員会が組織され本格的に授業づくりに突入する。

■授業の中に目玉として盛り込もうとしたのは,新たに追加された内容項目(8)「伝え合い表現する活動」。そのために「伝え合い」の相手として1年生では「地域」の方達,そして2年生では校区にある「ちとせ幼稚園」を考えた。

■「学びのストーリー性」のために,一回や二回の交流ではなく,年間を通して6回の交流を設定することになった。「幼稚園のおともだち」ではなく,具体的に名前と顔が一致した○○ちゃんという意識にまで高めていくことが公開当日の授業の伏線になる。

■そして,何を通した交流にするか,である。これもいくつかの流れがある。遊びや学校への招待,幼稚園への訪問は当然あるとして,「飼育・栽培」を通した交流を設定することで,「そだててみたいな」と「おしえてあげたいな」の2つの単元を結ぶ大単元構想になった。

■やることがはっきりしたら,あとは具現化に向かってまっしぐらである。授業者の福永先生,菊田先生はともにベテランの味を発揮しながら丁寧な指導を積み重ね,千代ヶ岱小の中村先生,高盛小の鑰山先生,鍛神の村岡先生,中の沢の蛇沼先生が教室環境等を強力にバックアップ。ちとせ幼稚園の先生方と数度の打ち合わせを行いながら,単元構想段階からはどんどん変容していく子どもの様子にあわせて指導計画を適宜修正していく。

■夏休みには紀要原稿の〆切があり,単元計画を固める。9月の半ばからは細案の検討に入る。この間に僕はファシリテーション・グラフィックをずっと描き続ける。また,部会提言のスライドづくりもこのころから本格化する。

■大会直前には,本時の板書計画を実際に黒板を使って書いてみた。それをもとに子どもに投げかけることばや生活科カードを見ながら子どもの反応を予想していく。時間配分に工夫が必要だったが,どの子がどんな思いを持って当日を迎えそうなのかと言うことも部会で共有することができた。

■------------------------------------------------------------------------------------■

まずはここまで。
少しずつ書いていきたいと思います。

以下は大会中,2F廊下に掲示していたファシグラです。


こうしてみると「よく描いたなぁ」と思います。




【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
いよいよ明日が大会となりました。
直前の校内の様子です。
全体会場,準備OKです。

玄関前,受付です。写生会の絵が飾られています。


さて,ここからは,どこの教室なのか。実際に大会に来てお楽しみください。




5年部会,最終板書。これでいこう!

明日,みなさまのお越しをお待ちしております。

〔文責:宮森(柏野小)〕
# by kasiwaes | 2010-10-28 21:12
先週から引き続いてプレ研がたくさん行われています。
今日は,3年,5年のプレ研がありました。
5年のプレ研の様子を紹介します。
プレ研はいろいろな方法で行うことがありますよね。
・授業者が,他のクラスで本時の授業をする。
・授業者が,自分のクラスで本時と似た展開の授業をする。
・他のクラスの先生が,本時と同じ授業をする。   などなど
今回の5年部会は,3つ目のパターンで行いました。
今まで部会で考えてきた流れに沿った展開で私(宮森)が授業をしました。

今回の授業で課題となったところを部会で話し合い,
さらに指導案を修正することとなりました。

廊下には,こんな掲示物があります。
さて,大会まで残り3日。
今晩も遅くまで学年部会が続いていました。
                      〔文責:宮森(柏野小)〕
柏野小:宮森です。

大会まで1週間となりました。
先週、柏野では、昼間はプレ研。夜は部会が頻繁に開催されていました。
まだお伝えしていなかった4年生のプレ研と1年生の部会の様子をお伝えします。
4年生のプレ研の様子です。

4年生部会の先生方数名が参観していました。
そして、廊下の掲示の様子です。


1年生部会の様子です。

授業者の手元を見てみると・・・
たくさんの書き込みがしてありました。
本時へ向けて、細案作りも行っているようでした。


毎日のようにプレ研が行われているのですが、私も5年生の担任のため、すべてを取材しきれてません。が、デジカメをいつも首からぶら下げて、歩いています。
あと1週間で大会です。できるだけ多くの情報を発信していきます。
そんな私も、あさってプレ研です。
〔文責:宮森(柏野小)〕
皆さん,こんにちは! 藤原@函館地区情報担当です。
いきなり私事で恐縮ですが,22日の全道国語研究会での提言を終え,「3週連続/函館開催/全道大会」のうちの1つがめでたく終了。ちょっとだけほっとしています。「ことばと体験をつなぐ」ありかたを模索している僕にとって,国語の研究と生総研の研究の両方が大切な思考の場所です。今回もまた隙間時間の与太話におつきあい頂ければ幸いです。

1 前回のお話

前回から始まった下記テーゼの詳述版。前回は宮森さんと二人で回しているブログについて書きました。今回も等身大の自分目線から考えていきたいと思います。

■--------------------------------------------------------■
  「省力化・効率化」を最優先にすべし!
■--------------------------------------------------------■

 a. 「情報の近くにいる人」とブログを分担して書く。
 b. 「情報作成」にはタッチしない。
 c. 画像データ(視覚情報)を多用する。
 d. 手元に来た情報は極力「加工無し」でアップする。
 e. 「内部の人」にアクセスしてもらい,フィードバックを得る。


2 今回は「b. 「情報作成」にはタッチしない。」です!

僕が所属している「情報発信部」の仕事には,会報の発行とサイトの更新の2種類があります。そのうち,実際に僕が担当しているのはサイトの更新などweb関係だけです。会報は大船小学校の紺田先生が担当し,大会紀要関係の最終集約は磨光小学校の阿部先生が担当しています。

情報発信部としての情報作成に関わっていないことがおわかり頂けると思います。この「余力」が絶対に大事。僕は2年生部会の研究推進委員長も兼ねていて,授業づくりに関する資料の一部を執筆しましたが,それは福永研究部長がきちんと段取りしてくれた中での仕事です。負担感はありません。広報部にもクレジットされていて,研究紀要の編集に一部携わっていますが,それは情報発信部としての兼務ではなく,「研究推進」の役割と「大会運営」の役割は会員は誰しもが兼務していることであり,ここで負担感云々を問題にすべきことでもありませんので割愛します。

情報作成・加工に力を使ってしまうと,発信のための作業(サイトのレイアウト+アップロード)に回す力は残りません。基本的に研究の仕事は日常業務の「他」の仕事です。毎日の勤務時間の大部分は現実的に子どもに向かい合うために費やされます。出席簿の管理や諸帳簿の整理,学級の細々とした事務からテストの採点,学習指導,生活指導,休み時間に一緒に遊ぶこと,分掌の打ち合わせから職員会議,それにともなう文書作成,保護者との連絡や相談etc...そんな日常業務が毎日毎日繰り返し行われます。

このような日常業務の合間を縫って,「自分の持ち学級の個別性」を視野に入れつつ,「共有可能な普遍性」を求めて研究的な活動が行われるわけです。そして共有化のためには言語化という作業を経なければなりませんし,言語化の過程においては他者との対話も必要でしょう。そしてそれは記録するために文字言語に置き換えられます。「情報作成」はこのような過程において文書を作成することを指します。

また,HPやブログの更新作業は,「ある手続きをふんだ一連の流れ」になります。
僕が使用しているHP作成ソフトで公開までの手続きを紹介すると以下のようなものです。
(※ネット環境は既にある,という前提です。)

【公開開始まで】
 ・HP作成ソフトのインストール
 ・サポートページへのID登録
 ・ドキュメント作成
 ・サーバーとの契約/使用料振り込み
 ・アップロード手続き
 ・検索エンジン登録
【更新まで】
 ・ドキュメント更新
 ・サーバーへの認証パスワード入力
 ・更新情報の送信
 ・未使用ファイルのクリーンアップ
 ・Webページにて確認

という流れです。結構大きいでしょ?

これら「研究推進」と「情報発信」を両方とも自分の可処分時間(自分の裁量で使える時間)の中に位置付けようとすると,どちらも途中でやめたり,適当に省略したりはできないわけですから,効率化と行っても結局は選択と配列の問題になってしまいます。例えば,研究文書の「校正」は終わってないけれど省略して研究紀要に載せてしまうとか,更新手続きの際のパスワード入力を割愛して強引にログインするとかはできませんよね? 両方とも「最後までやり切らねばならない仕事」です。
そうした中で,「選択と配列」というのはこういうことです。

――あぁ,明日は算数が単元のヤマ場になるなぁ。まずは明日の教材つくんなきゃな。今日の夜中から研究文書を作ることにして,サイトの更新は週末に回そう,でも今日見た授業のことは書いておかねば忘れるしな,デジカメの画像をPCに取りこむのも時間がかかる。でも,それを待っている時間はもったいない。が,取りこまなきゃアップできないわけだから,結局今日は無理。そうすると記憶が薄れちゃうな……。あぁ,堂々巡り。

このように,両方を兼務しようとすると限りなく生活時間が圧迫されます。そして,一般的には「情報発信」の仕事は特殊技能を要する仕事と認知されています。それゆえHP更新だってそれなりの作業であるということを理解してもらうことは難しく,次から次へと「アップすべき事柄」が押し寄せてきて,情報担当者のみが追い詰められていってしまいます。これは不幸な構図です。両方の兼務は無理。一部のスーパーティーチャーか,スーパーティーチャーのように振る舞わなければいけなくなり,苦しむ人間を生み出すでしょう。無理して兼務しても,そのうちに更新が滞ることは必至です。

そうであるならば,最初から情報作成にはタッチしない位置を確保するか,「両方は無理だ」と宣言してしまうことが肝要と思われます。つまり,情報部の位置付けについては,完全に独立した扱いにする必要があるのではないか,ということです。

この点,函館地区ではご理解頂いていて,最初からご配慮いただいておりました。私が会に入る前から情報部は独立した位置を占め,業務も分業です。そのことがよく機能しているのではないかと思います。もちろん,会員数や実働部隊にさける人数,PC技能への習熟など,一般化できない要因があることは当然のことです。個々の事情の中で会の運営そのものに努力されている方が多数いらっしゃることは理解しているつもりです。

そのうえで,あえて提言します。情報発信を活発におこなうのであれば,情報作成者と情報発信者は確実に切り離し,それぞれに専念できる環境がとても大切なのではないかと。そして第1回にも書いたように,自分が文書を作らなくても,文書が手元に集まってくる情報インフラ整備を優先すべきではないかと。

くり返します。個別の台所事情は確かにあります。しかし,情報発信が双方向的に行われれば,研究的な情報収集に関わる仕事は軽減されるのですから,少々苦しくても,情報発信者の余力を確保できる仕組みを作る必要があるのではないでしょうか。枠組みさえ決まれば,その枠に「必要な情報」が向こうからやってきます。ですからあえて逆説的に「情報作成にタッチするな」,です。

3 次回予告

次回は心得から離れて,ハウツーについて書きます。
「画像データを多用する」です。


【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
今回は,3年生部会と6年生部会の様子を紹介します。

3年生部会は,本時案の確認をしていました。


板書は,21/40時間目だそうです。


明日は,市民の方々へ市電の利用状況についてアンケートをとりに行くそうです。

次は,6年生部会の様子です

本時案の検討と板書計画を立てていました。
教室内には,今までの板書や野外劇の年表,ゲストティーチャーの写真などが掲示されています。
資料が充実していました。



今晩も,柏野小の夜はまだまだにぎやかそうです。

〔文責:宮森(柏野小)〕
またまた5年生で申し訳ありませんが,本時案の検討の様子を紹介します。

今回の話し合いの様子です。

指導案検討では,パソコンを使って,どんどん修正しながら話し合いをしていくことが多くなってきましたね。話し合いが終わったときに,指導案も完成しているので,とってもいい方法ですが。
私は,やっぱり紙も必要かなと感じています。
紙だと話し合いの経過が残っていいですよね。

左側が先日の会議でも使った模造紙=アナログ。 
右側は,パソコンで修正中の画面=デジタル。


前回の話し合ったことにさらに書き込みをしながら

指導細案作りを進めました。この日は,22時でした。

他の学年も,同様に毎日遅くまで授業作り,指導案検討をしています。
次回は,他の学年の様子やプレ研の様子を紹介します。

〔文責:宮森(柏野小)〕
皆さん,こんにちは! 藤原@函館地区情報担当です。今日は地区文化祭の代休で家にいます。
が,17:00から生総研の提言検討が(涙)。しかも今週末に国語の全道大会もあるため,学校に提言資料を印刷に行かねばなりません……。

まぁ,愚痴っていても仕方ない! 勝手に始めた連載の第3回をお届けします。

1 前回のお話

前回の提言は,「記述」に関わって,以下のように提言しました。
■--------------------------------------------------------■
  「省力化・効率化」を最優先にすべし!
■--------------------------------------------------------■

 a. 「情報の近くにいる人」とブログを分担して書く。
 b. 「情報作成」にはタッチしない。
 c. 画像データ(視覚情報)を多用する。
 d. 手元に来た情報は極力「加工無し」でアップする。
 e. 「内部の人」にアクセスしてもらい,フィードバックを得る。

今回からは,それぞれについて,函館地区のエピソードを交えながらお話していきたいと考えています。

あくまでも僕の個人的な見方・考え方・感じ方です。いろんな人にお世話になりながら回している仕事ですが,もしかしたら不愉快に感じられるかたや,「それは違うんじゃないのかなぁ」と思われる箇所があるかも知れません。また,函館地区の個別の事情も多く働いており,一般化できる内容はもしかしたら薄いかも知れません。あまり一般的ではない仕事を担当しつつ,すこしでも後任者のために何かを残せれば,との思いで書いております。どうぞご海容下さい。

2 今回は「a. 「情報の近くにいる人」とブログを分担して書く。」です!

まず,幸運な事がありました。渡島地区の情報部長だった宮森先生が会場校の柏野小学校に転入されたのです。宮森先生と僕,実は数年前に道研で国語の宿泊を伴う研修講座で飲み明かしています。そのときにはお互いに「一緒に仕事をする」なんて考えてもみなかったのですが。
「宮森さん,ブログ書いて。」「いいよ。」
こんな感じで現在のブログを二人で回しています。いつ書くかなんて言う確認はしていません。
「情報があるときに」「できる範囲で」「気軽に」「ざっくりと」発信するスタンスです。

これをですね,エディターシップを発揮して,価値ある情報を然るべきときに……なんてやっていると絶対に滞ります。先ほども書きましたが,blogの生命線は「速報性」。正確な,価値ある,大量の情報はHP本体に任せればよいのです。

それにしても,会場校内部に情報発信を担って下さる方がいるのはものすごく大きな力です。宮森先生には感謝しています。

宮森先生は5年生部会に所属しています,情報発信は5年生中心,それに付け加えて高学年ブロックの6年生も……と考えていましたが,校内でプレ研がおこなわれるときには積極的に他学年にも取材に行って下さいます。2年生の授業参観もアップして下さいました。また,宮森先生の構成する記事は画像が豊富でとても見やすくなっています。

僕は基本的には授業を見に行けません。戸井西小学校は「平成の大合併」によって函館市に編入されましたが,それまでは「戸井町」でした。函館地区の中心部からは自動車で40分以上かかる場所にあります。

また,僕の各記事は文字情報が中心です。ずらずらと文章を書いて,最後にファシグラを一枚掲載。このパターンです。これは「リード文+本体」という構成を意識しています。

このように「情報に近い宮森先生」と「情報から遠い藤原」が「画像中心」と「文字中心」にそれぞれ書いている,この質の違い・角度の違いがblog全体のアクセントになっています。

何事につけ,違いがあればあるほど,活性化します。学級もそうですよね。色んな子どもの個性がそれぞれに発揮されて学級が盛り上がるように,いろんな先生がそれぞれ得意技を発揮している学校が素敵なように,「質の違い」には,パワーを生むひみつがあります。

函館地区では,今のところブログ執筆者は2名です。これが3名になると,また情報の響き合いが複雑になります。だからと言って多ければよいというものでもないですね。今のところは情報の発信スタイル・発信する位置が全く異なる二人が個性を発揮して書き合うことでうまくいっています。今後,さらなる可能性を模索していきたいと考えています。

3 次回予告

ここまでおつきあい頂いて有難うございました。
次回は「b. 「情報作成」にはタッチしない。」です。「え? 情報発信部なのに?」と感じられるかも知れません。この逆説に,僕は魂を込めたいと思います(笑)。

それではまた。

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
皆さん,こんにちは。函館地区情報担当者が勝手に連載を始めました。
題して「函館地区情報発信部心得」。

規約やガイドライン的なものではありません。HP作成・更新という,教師の日常業務には普通存在しない仕事を幾分かでも蓄積しておいて,はやいところ後任者に引き継ごうという目論見のもとに駄文を綴っております。しばしおつきあいくだされば嬉しい限りです。

1 前回のおはなし

前回僕は,HPの更新作業を作文指導に例えて,次のようにまとめました。

① 課題設定/構成
② 集材・選材
③ 記述
④ 推敲
⑤ 交流

そして,HP更新が滞る要因を②に求めました。情報発信担当者が②をやってはいけない,それだけで力尽きる。だから,自然と情報が集まってくるような,

■---------------------------------------------------■
  「インフラ整備」に力を注ぐべし
■---------------------------------------------------■

と提言しました。函館地区の具体的な取り組みは「メーリングリスト」+「ブログ」→「本サイト」です。メーリングリストは「流通経路」,ブログは「アンテナショップ」,本サイトは「本店」です。
現在までのところ,ブログは速報性,サイトは蓄積性を発揮しています。

2 今回は「記述」に関わって

今回,考えを深めていこうと思うのは,「③ 記述」です。
いくら「情報が自然と集まってくる」といっても,HPに貼り付けたり,ブログにアップしたりする作業は手動です。担当者個人の仕事になります。

これが毎日の学校の仕事にプラスしておこなうとなると,結構な手間です。たとえて言うと,「隣の学級の分まで通知票を書く」くらいの労力と想像してみてください。

……大変でしょ(笑)

もちろん,苦にならない先生はいいのです。100人だろうが200人だろうが,「所見書くよ~。楽勝だよ~。」という力を持った先生は。僕にはそんな力はありません。

ではどうするか,です。
今回は先にまとめてしまいますね。

■--------------------------------------------------------■
  「省力化・効率化」を最優先にすべし!
■--------------------------------------------------------■

要するに「抜ける手は抜け!」ということなのですが(笑),それをどうやって実行するかが問題です。函館地区では,気がつけば下記のような状態で仕事が回っていました。最初から計算でやっていったのではなく,なるべく楽な方法を考えていたらこうなってました。この「ゆるさ」もこういった仕事を続ける上でのポイントではないかと思っています。

 a. 「情報の近くにいる人」とブログを分担して書く。
 b. 「情報作成」にはタッチしない。
 c. 画像データ(視覚情報)を多用する。
 d. 手元に来た情報は極力「加工無し」でアップする。
 e. 「内部の人」にアクセスしてもらい,フィードバックを得る。

それぞれについて詳述していくと,限りなく長くなってしまいます。
詳しくは次回,函館地区のエピソードも交えながらお伝えしようと思います。

(おぉっと,本当に続くのか!?)

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
大会が目前に迫ってきました。
今年度の情報発信部の活動は,サイトの更新やブログのアップなど非常に充実しています。
今日は,大会終了後を見越して,その要因について考えて見たいと思います。

「想定される読者」としては,それこそ情報発信の業務を持っていらっしゃる方しかないと思われますが(しかも有益かどうかは……。),おつきあい頂ければ嬉しいです。

では,本題に入ります。

まず一つには,発信すべき情報が手元にどんどん集まってくることです。研究部通信はもちろんのこと,(実は「降って湧いた」なのですが)提言原稿の体裁を整えるなどで,要項原稿が一度,必ず僕の手元を通る段取りになりました。このことが大きいです。これが,HPに掲載する情報の「取材」まで任されると全く手が回らなかったでしょう。

このことの意味を考えて見たいと思います。

国語科作文指導でいうと,

① 課題設定/集材・選材
② 構成
③ 記述
④ 推敲
⑤ 交流

の5段階があります。これが,HPの更新にもあてはまります。
ただし,順序は若干異なります。HPは「枠」を先に作ってしまい,会の動きに伴って中身を入れていきます。

ですから,

① 課題設定/構成
② 集材・選材
③ 記述
④ 推敲
⑤ 交流

という流れになります。

HPの更新作業が滞るのは,多くの場合,②がうまくいかないからではないでしょうか。①については,HP作成担当者が「えいやっ」と休日返上で2日も作業すればできあがってしまいます。ところが,②は相手のあること。原稿を依頼しようが,自ら見に行こうが,自分も学級を抱えている身。それだけで気力・体力の大半を奪われてしまいます。発信すべき材料が手元にない。取りに行くとそれだけでかなりの労力になる。……こういうジレンマが存在するのです。

逆に言えば,発信すべき材料が手に入りさえすれば,③はほとんど力を使いません。会の活動の様子というのは,すでに他人によって時間的にも場所的にも活動内容的にも「構成済み」のものだからです(むろん,ここで躓く場合もありますが,函館地区のサイトの場合は,そうならないような仕組み作りを行いました。後述します)。

誤解を恐れずにいうと,「取材」は情報発信の担当者が行ってはいけません。そこにかかる労力はこうした会に参加するためのエネルギーの上限を超えています。その分,自分の学級がおろそかになります。それでは本末転倒です。

もちろん,きちんと両立できる力がある先生はいますし,現にそのようにして運営されている方も実際に知っています。あくまでも,私の力量では,とお断りします。

では,「どうすべきか」です。

私は「取材」を情報担当者本人が担当するのではなく,自分で取材しなくても情報が集まってくる仕組み作りに力を注いだ方が生産的ではないかと考えました。

函館地区では,HPの立ち上げの前にメーリングリストを運用し始めました。その1年後,blogを開設しました。さらに1年後,現在のサイトを開設しています。

たとえて言うと,「道路ができて」「仮店舗で試験操業してみて」「本店舗の開店」という流れで作業したわけです。情報の流通経路を確保してから,開店を迎えました。これが逆ですと,更新のためにものすごい労力を事後から要求されていたでしょう。

まとめます。HP更新頻度をある程度確保するためには,

■----------------------------------■
  「インフラ整備」に力を注ぐべし
■----------------------------------■

これが情報担当者としての私の学びです。
次回は「記述」に関わって発信してみたいと思います。

(おぉっと! 勝手に連載になっている! 笑)

【文責:藤原友和(函館市立戸井西小学校)】
先週から今週にかけての5年生の総合の様子です。
先週は,箱館奉行所の復元に携わった設計士の方からお話を聞きました。
この方がいなければ,奉行所は復元しなかったでしょう・・・。




今週は

25/45時間目の授業の様子です。



その後,5年部会を開き,本時の細案作りをしました。


修正し実際の子供たちの思考を考えた指導案を作っていこうということになりました。
先週の6年生,10/36時間目の様子です。


調査活動中の6年生に,情報提供者として
野外劇の会から演出をしてる方を
招いてビデオ見たり,説明を受けているところです。
ゲストティーチャーの話を授業者である山形先生が板書をしています。

今週もゲストティーチャーの方が来ていました。

                   
〔文責:宮森(柏野小)]
 今日はちとせ幼稚園の先生も交えて細案作成を行いました。
 細案といっても,ものづくりやら物品,指名計画等の話し合いではなく,それまでに行う「みとり」の確認が主になりました。また,幼稚園の先生方とは「互恵的な連携」の中心になる話し合いです。



# by kasiwaes | 2010-10-08 22:28 | 生活科
全道研究大会まで3週間ほどとなってきました。
本校(柏野小)では,学芸会が3日に終わり,
今週からはいよいよ研究大会へむけて,
各学年の部会や模擬授業が行われています。
5日には,2年生の生活科の授業を部会の先生方に公開していました。


また,3年生部会も開かれ,次のような話し合いが行われていました。
・資料の作成
・ゲストティーチャーとの日程決め
・模擬授業とプレ研について
・作り物の確認
・次回8日の部会の確認(提言資料について)

来週は,さらにほかの学年の模擬授業が予定しています。

〈文責 宮森仁之(柏野小)〉
パワーポイントにまとめる前に,紙芝居式に提言内容をまとめて検討しています。
すると,そこから授業の具体的なイメージが喚起され,細案作成に役立つアイディアが次々生まれてきました。いわばファシグラ(ファシリテーション・グラフィック)の〈触発機能〉が発揮された,ということになります。

付箋に修正点や新しいアイディアをどんどん書き込んで貼っていきます。なかなかいい形でまとまりそうです。全体像はお見せできませんが,こんなイメージです。



                                      【文責:藤原友和(戸井西小学校)】
# by kasiwaes | 2010-09-30 22:55
各学年の部会が毎日のように行われています。
この日も6年生部会が行われていました。
学芸会の準備にも追われている中ですが,活発な話し合いが行われています。



5年生の授業の様子をお伝えします。
(指導案は,ホームページの方をご覧ください)
復元された奉行所に何度か足を運び,
わかったことや,わからないことを整理しています。


個人で整理したものを学級で交流し,学級全体であらたな課題づくりをしています


先日は,奉行所の復元に携わってきた文化財課の方のお話を聞くことができました。

「先生,よくわからなかったことがわかってきた」
「また,奉行所行きたいな」
子どもたちの探究はさらに続いています。

[文責:宮森(柏野小)]
# by kasiwaes | 2010-09-29 23:31
今日は日付が変わる前に作業が終わりそうです(笑)。

柏野小学校にて生活科部会が開催されました。
研究紀要に載せる原稿は全て上がったので,ここからは当日授業に向けて細案作成に入ります。

ところが,細案以前,前時にどこまで行っているかで討議が白熱しました。
結局,単元の指導計画になかった「交流」の1時間を設定することに。

各自ばらばらの「気付き」を,伝え合い交流する活動を通して,「熱中して活動に取り組み」,「気付きの質的な高まりが見られる子ども」から,まだまだ深く関わっていない子どもへ,ザリガニのお世話の楽しさやザリガニの魅力,お世話にできている自分への気付きなどなど,「波及効果」を狙った1時間と言うことになります。

来週火曜日にプレ検討という形で授業をすることに大決定!

すごいなぁ。

今日のファシグラです。

まずは全体像です。



次に,検討部分のファシグラです。ちょっと画像が粗くなっちゃいました。
大会当日は,これまでのファシグラも掲示できるかな…と考えています。



まだまだ,詰めて考えるべきことがありそうです。
画像には残していませんが,私の提言のもとになる“紙芝居”も検討してもらいました。
どこかで紹介する機会があればいいなぁと考えています。

                                       (文責:藤原友和)
# by kasiwaes | 2010-09-29 23:01
今日も日付が変わるまでPCの前(笑)。

そのかいあって,大会指導案の公開を開始することができました。

どうぞご覧下さい!

こちらです!http://hakodatess.main.jp/index.html/index.html

(文責:藤原友和)
# by kasiwaes | 2010-09-28 00:18
今日は17:00から柏野小学校で生活科の研究推進委員会が開催されました。
内容は提言の作成+検討スケジュールの確認です。
福永先生は午後からの研究協議のシナリオを,私と目黒先生は授業分科会の授業づくりに関しての提言をこれから作成していくことになっています。

今後のスケジュールは以下の通り。

■ 9月27日17:00~ 生活科研究部会
■ 9月29日17:00~ 2年生部会
■10月 5日17:00~ 生活科研究部会
□10月 7日17:00~ 大会実行委員会
■10月 8日17:00~ 2年生部会
■10月12日13:35~14:20 ブロック授業参観(福永先生) 授業後2年生部会
■10月14日17:00~ 生活科研究部会
■10月18日17:00~ 提言検討会(詳細は後日連絡します)
■10月20日 9:35~10:20 プレ授業(菊田先生) 17:00~2年生部会
■10月22日17:00~ 2年生部会(? 後日詳細を案内します)

大会まで1カ月となり,授業づくりも大詰めです。
本日,9/27の研究推進委員会と,9/29日の2年生部会で,この「最後の詰めの作業」についてスケジューリングしたら,あとは大会に向けてまっしぐらという日程です。

その経過もブログにてご報告できれば,と考えています。
残り一か月,乞う御期待!

                                               (文責:藤原友和)
# by kasiwaes | 2010-09-27 18:56